先月入国した技能実習生6名(フィリピン3名、インドネシア3名)が、6月13日に入国後講習を修了しました。
今回は入国後講習の中でJICA(国際協力機構)が行うパイロット事業に参加しました。日本語能力の向上と日本人学生の日本語教育実践の場を提供することを目的として、毎週金曜日(全3回)に技能実習生と熊本学園大学の学生との交流が行われました。
第一回 買い物講習 (5月19日)
買い物リストは『みりん・酒・油・お酢・砂糖』など間違えやすい食材を選んで日本人の学生が作成。技能実習生はスーパーの店員に商品の場所を尋ねたり、セルフレジについて日本語で質問したりと、積極的に日本語での会話にチャレンジしていました。
第二回 熊本学園大学構内見学 (5月26日)
学生が図書館や食堂、コンピューター室など学園大学構内を案内。「道に木がたくさんあってきれいです。」「大学の中にコンビニがありました!」など、それぞれに驚きと発見があったようです。
第三回 発表会 (6月2日)
熊本学園大学の講義室にて、「日本で驚いたこと」「大学で面白かったもの」を実習生のプロフィールとともに日本語で発表しました。「セルフレジはインドネシアにはないです。漢字が多くて難しい。でも面白いです。」「トイレのスイッチ、漢字が読めなくてボタンを押したら、水が出てびっくりしました。」など、生活の中で感じたリアルな驚きを教えてくれました。
交流スタート時は緊張で会話が噛み合わず、あたふたしている様子も見られましたが、学生との交流は『教室の日本語』だけじゃなく『生きた日本語』を学ぶ、貴重な経験となりました。学生と実習生が今後も交流を続け、日本の生活が充実したものになることを期待しています。
交流の様子は熊本学園大学のホームページでも紹介されています。ぜひご覧ください。
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